高槻かなこさんからレスを貰った話

今回はAqours6thライブツアー埼玉公演で国木田花丸役の高槻かなこさんに「レス」を貰った時のことについて振り返っていきたいなと思います

レスなんてただのオタクの思い込みだろ?

という方々にまず僕が「最前列」だったと伝えておく必要があるだろう

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「最前列」といっても常に全観客に対して優位でいられる訳ではない

今回のようにドームライブとなるとステージがいくつもあり、それこそ「最後列」になる瞬間さえ訪れる


ただ、既に3公演を終えた僕はこのライブを理解し尽くしていたので最前列が最も真価を発揮する瞬間を知っていました


それはアンコールの2曲目、「SUKI for you, DREAM for you!」です

この曲はライブの最後に披露される楽曲のため、曲の初めには

メンバーがメインステージから各方向へ飛び出してファンサしながら感謝を伝える時間があります

この数分間こそライブ中で最もレスを受け取れる確率が高いのです

そう、この一瞬を逃すまじとライブ中は常に準備していました

そして残すところあと一曲になった

ほとんどの観客は色々な感情を抱えながら最後の1曲に臨もうとしていただろう

ただ、僕はこれからの時間が全てであり、始まりだったのだ

勝負は今!!ここで決めるッッ!!

かなこさんが徐々に僕がいる3塁側にやってくる

僕は目を見て、必死にブレードを振る

かなこさんの視界に誰よりも映るためにブレードを大きく振って周囲の面積をえぐりとった

直線距離にして10メートル程だろうか、完全に僕の目の前にかなこさんが来た

その瞬間はまさに皆既月食

目が合って、僕が着ていた花丸ユニフォームを指さしてくれた

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あっ…コレ完全に僕だわ

この瞬間がやってくるのを誰より期待していた、何なら分かっていた

それでもレスなんて貰ったことが無かったから動揺して目を逸らしてしまった

マジで何してんだ俺………

周りに花丸ユニフォームを着てるオタクはいないしブレードさえ黄色に光らせていない

完全にあの空間は僕とかなこさんが支配していた

その状況が事後の僕に

それが「事実」だったと伝えてくる

いやちょっと待って!あと10秒くれ、やっぱ20秒!

まだ認識したくない、今認識しちゃうとほんとにヤバいから!!暴れちゃうから!!

「かなこさんの目の前で醜態は晒したくない」その一心で必死に耐える

一瞬の出来事だったが僕には何十秒と長く感じた

いや、時が止まったようにさえ思えた

かなこさんが目の前を離れてようやく安心してレスの事実を受け入れようとした時、今度は斉藤朱夏がやってきた

おい、マジかよ。

先程と打って変わってレスを貰えたことを「早く確定させてくれ」と懇願する

それを突っぱねるかのように満面の笑みでやってきた斉藤朱夏

僕はもちろん秒速で青色に変えたブレードを全力で振る

そうして全てが終わるまで数分経ってようやく初めて向き合えた

正直、あの出来事を言語化する能力を持ち合わせていないので自慢話のように聞こえるかもしれない

なんというか、花丸さんとかなこさんの2人から「待っていてくれてありがとう」そんなメッセージを受け取ったような気になれた

この日は活動休止明け初めてのソロ楽曲が披露された日で僕がずっと待っていた日でもある

そんな日に最前列を掴んで「レス」を貰えたことはなにかの巡り合わせのように思えて仕方ない

なぜなら「あこがれランララン」を見た後でなければ僕の中で「ただのレス」に終わってしまうからだ

復帰後初めて高槻かなこ国木田花丸を「演じる」ことになった「あこがれランララン」がなかったら

僕は「ただのレス」を「メッセージとして受け取る」ことは出来なかった

もし僕が三塁側ではなく一塁側を引いていたら… 

本当に「1つでも歯車が合わなければ」生まれなかったこの感情を共有、保存したくてこの記事を書くことにした

おこがましいかもしれないが、僕はあの一瞬で満足だった

花丸さんは誰かに独り占めされるには勿体ないほど魅力のあるキャラクターだ

誰かの癒しになり、希望になる存在

僕じゃない別の誰かに向かっていくかなこさんの背中を見て「色んな人にあの笑顔を振りまいて欲しい」と心の底から思えた

これからもそれ以上でもそれ以下でもない「国木田花丸のいちオタク」でいたいと再確認できた経験になった

ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました!

ではまた!